現在の法律では消防法の制限で、旅館などの日本建築や観光施設・飲食店等では
何の認可も受けていない可燃性の竹材は一部でしか使用する事は出来ません。
これまでに弊社でも様々なご相談を受けてきましたが
同時に消防法を理由に様々なお客様が竹材を使いたいのに使えないという
現実を目の当たりにして来ました。
また最近では本物の竹ではなく、竹材が印刷された壁紙等を使用している施設をよく見かけます。
それではせっかくの日本建築も台無しです。

2020年に東京オリンピックを控える日本は今後、ますます外国人観光客が増えると予想されます。
そんな現代で日本の正しい文化を伝えるのが我々の使命だと思い
自社で燃えない竹材を作ろうと考えました。

2009年から取り組み始めましたが、簡単に燃えたり、風合いが損なわれたり、
コストが高すぎたり、、当初はなかなか思い通りの商品は出来ませんでした。
そして5年後、2014年1月に消防庁の認可を受ける事が出来ました。
京都の指定工芸品である「京銘竹」本来の美しさを保ったまま、防炎化に成功。
業界に一石を投じる、世界初の防炎竹の誕生です。

京都独特の歴史、文化、また茶の湯の世界で培われ、
独自の加工技術と最新テクノロジーの融合で生まれた、
世界で唯一の次世代建築材「ヨコタケ防炎竹」。
京都の文化、日本の文化と共に世界に広め、
世界中の人々の心豊かな生活に役立つ事ができれば幸いです。

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